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スタッフ日誌

朴葉寿司

2021-05-21

こんにちは、ベルキッチンスタッフOです。

 

まだまだ、朝晩は寒い毎日ですが

山々は、季節を感じる、淡い紫のヤマフジが滝のように垂れ下がって咲き

運転をしていても、紫色に反応をしてしまう季節です。

そして、徐々に新緑が始まり、雨上がりの山々はキラキラとして、

大きく深呼吸をして澄んだ空気を胸一杯に吸いこみ

少しずつ初夏の近づきを体中で感じたくなる季節です。

 

初夏と言うと、この地方、初夏の風物料理・郷土料理に『朴葉寿司』があります。

簡単に言うと、葉っぱに包んだお寿司です。

岐阜県から広まった『朴葉寿司』。

朴の木の葉である、朴葉の葉が大きくなる初夏になると、

山から朴葉をいただき、郷土料理ですが乗せる具材は家庭によって違い

各家庭の味を味わう事ができます。

今は、この地方の道の駅でも見かけます。

 

あらためて、なぜ岐阜県から広まったのか?

この辺りを中心に朴葉寿司が作られているのか?

調べてみました。

 

この地方は、昔から農業・林業の家庭が多く、

昼食は、田んぼ・畑・山で取る事が多かったそうです。

その為、少し汚れた手でも、葉っぱをほどけば食べられる点

朴葉の葉・酢飯の殺菌作用もあり、農作業や山仕事の携帯食として作られたのが始まりだそうです。

 

朴葉寿司の由来を改めて知り

今年も、葉っぱの成長具合をみて我が家の味で挑戦します。

楽しみです。

 

皆さん、機会がありましたら、朴葉寿司を食べて見て下さい。

朴の木(ホオノキ)の葉の香りと郷土の味。

そして、東濃の山を散策する機会がありましたら是非、朴の木の花を見て感動して下さい。

大きな葉っぱと、大きなクリーム色の花が見えたらそれは、朴の木の花です。

葉っぱも大きいですが、花も大きく15㎝以上はあります。

葉っぱに乗った感じで上に向かって咲くので、下から見ても見えない花です。

イメージ的には、空に浮かぶ蓮の花のような高貴さを感じる花です。

そして、爽やかな風に乗って甘い香りが周囲に漂ってきます。

 

季節の移ろいを感じる間もなく過ぎ去る事も多い中、

四季を楽しめるのも日本ならではです。

 

初夏を五感で感じる時間も素敵ですよね。

心と体のリセットをして、素敵な夏をお迎えください。

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