スタッフ日誌
木材のあれこれ ~~ パート12 ~~
2026-01-30
こんにちは。ベルキッチンスタッフEです。
今回は、日本の暮らしと古くから関わりのある「クリの木」についてご紹介します。
クリの木は、日本各地に自生する落葉広葉樹で、山林や里山でもよく見られる樹種です。木材としてだけでなく、実(栗)を食用として利用できることから、昔から人々に親しまれてきました。
クリ材の大きな特徴は、「腐りにくさ」にあります。タンニンを多く含むため、虫害や腐朽に強く、屋外での使用にも適しています。そのため、古くから土台や柱、杭、枕木など、特に地面に接する部分に多く使われてきました。長期間にわたり性能を保ってきた実績があり、耐久性の高さはクリ材の大きな魅力です。
また、水や湿気に強いことも特徴のひとつです。屋外や水回りなど、傷みやすい環境でも長く使える木材として重宝され、日本の伝統的な建築や暮らしの中で広く用いられてきました。
色合いは黄褐色からやや濃い茶色で、使い込むほどに落ち着いた色味へと変化していきます。木目ははっきりしていますが主張しすぎず、素朴で温かみのある表情を持っています。
そのため、自然な風合いを活かした製品に向いている木材です。
硬さは広葉樹の中ではやや硬めで、強度にも優れています。一方で、極端に加工が難しいわけではなく、適切な道具と方法を用いれば安定した加工が可能です。ただし、内部に割れが生じやすい場合があるため、乾燥や加工には注意が必要です。
加工現場では刃物の切れ味が仕上がりに影響しやすいものの、慣れることでしっかりとした製品に仕上げることができます。
塗装はオイル仕上げとの相性が良く、木目や色合いを活かした自然な仕上がりになります。
現在でも、クリ材は建築材として土台や梁、外構材に使われるほか、家具材としてテーブルや椅子、収納家具などに利用されています。フローリングや造作材として使われることもあり、耐久性と自然な風合いが高く評価されています。
このように、クリの木に派手さはありませんが、丈夫さと信頼性に優れ、長く使い続けることで味わいが増す木材です。暮らしやものづくりを支えてきた、実直で頼もしい存在だと言えると思います。
ベルキッチンでは、まだクリ材の商品化は行っておりませんが、いつの日か商品としてご紹介できる日が来るかもしれません。
みなさんは、どの樹木がお好きでしょうか。


