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スタッフ日誌

商品うらばなし ~スイージー スペシャルエディションキッチン~

2021-11-12
こんにちは、ベルキッチン品質管理企画課のスタッフHです。
ウッドワンから2021年下期限定で販売する「スペシャルエディションキッチン」を皆さんご存知でしょうか?
 
商品の特長PRは特設サイトにお任せしておきまして、ここでは「商品うらばなし」のひとつとして、シンクキャビネットの扉裏に施しているレーザー刻印を紹介したいと思います。
 
通常品のスイージーも、無垢の木の扉の裏側にひっそりと「su:iji」のロゴの刻印が入っていますが、今回、スペシャルエディションキッチンでは「su:iji 2021Edition」という専用ロゴでの刻印を用意することになりました。

この専用ロゴ、とても小さな部分でありながら、最終版にととのえるまで四苦八苦しました。
「su:iji」に「2021Edition」を追加するだけでも、ロゴデータの調整と刻印設備の設定を1から組み直す必要があったためです。というのも、パソコンや紙に印刷すると普通に読み取れる「2021Edition」という文字が、刻印設備を使って木材に刻みいれると、とても細く読みづらくなってしまうことがあるからです。

文字の太さやバランスを整えるために、まずは事務所のパソコンソフトと工場内の刻印設備とを何回か往復。データの素案が決まったら、今度は刻印の風合いや彫りこみの深さなどを試行錯誤します。ここでは「小さな文字も読めること」に加えて、ウォールナット、オーク、ニュージーパインという硬さも色合いも全く異なる3つの樹種に、同じように上質でステキな感じに(←重要)刻印できるかどうかという、更なるヤマ場が訪れました。オークなどの硬い木と、パインなどのやわらかい木では、まったく同じ強度で刻印を施しても彫りこまれ方が全然変わってきてしまうためです。
試行錯誤の痕跡の一部です。
大きさ、文字バランス、彫りの深さ、塗装との相性、焦げ方などを入念にチェックしながら、ベストな刻印を探します。
生産現場のかたにもご協力をいただいて、上司と製造課長と何度も試し打ちを実施し、修正をかさねて、ようやく最終のかたちにまとまりました。
ウッドワン本部に提出してOKの回答を受け取り、晴れて完成!それが今、期間限定でご販売している「スイージー スペシャルエディション」のこの刻印です。
たかが刻印、されど刻印。
無垢の木であることを強みにしている当社だからこそ、手を抜いてはいけない部分だと思っています。
 
スイージー スペシャルエディションの現物は、現在一部のショールーム(新宿、大阪)でご覧いただけます。2022年2月末受注分までの期間限定商品です。ぜひお見逃しなく、ご検討ください。
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