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スタッフ日誌

商品うらばなし ~無垢の木の洗面台・タイル役物~

2021-02-05

こんにちは、ベルキッチンのスタッフNです。

今回は商品のうらばなしとして、ちょうど2020年の春に発売した、無垢の木の洗面台の新しいタイルカウンターのちいさなこだわりをご紹介します。

 

無垢の木の洗面台・ユニットタイプでは、岐阜県美濃地方の伝統産業・美濃焼タイルのカウンターの洗面台をご用意しています。


これをメーカーの商品として成立させるために大切な要素のひとつが、ココ。角っこです。

ピンピンにとがった角だと、怪我の心配が高まりますし、欠けやすいという不安もあります。

ですので当社のタイルカウンターでは必ず、「角をとがらせずに仕上げられる役物(やくもの)」を用いるようにしています。

 

昨春発売したタイルカウンターのうち、「MAブルー」という小ぶりなタイルは、開発段階では「とがった役物」しかありませんでした。このままでは怪我と欠けのリスクを回避できないことから、発売がギリギリまで危ぶまれていました。

 

役物を作ることは非常に緻密な職人作業であり、また「焼き物」というコントロールの難しい製品でもあることから、社内には次第に諦めにも似た空気が流れた時期もありました。それでも、発売を諦めるわけにはいかない商品企画、厳しく的確な評価を重ねてくれた品質管理、日々の生産の合間に何度も試作をしてくれた製造部、そして当社の要望に二人三脚で付き合い応えてくださった美濃焼タイル業者の皆さんのおかげで、本当にギリギリのタイミングで「角に丸みをもたせた役物」のタイルカウンターが完成しました。




※左が当初の「とがった役物」、右側が最終的に誕生した「丸みを帯びた役物」。





MAブルーのカウンター。役物の継ぎ目からは、職人さんの繊細な手作業の気配を感じとることができます。

 

ベルキッチンとウッドワンで作る「無垢の木の洗面台」は、本物の木とタイルを使っているだけではなく、このようにメーカーとしての信頼感・お客様に長く安全にお使いいただける工夫を、細かなところにまで目を向けて実現した商品です。


みなさんのおうちにも、長く愛せる・信頼できる唯一無二の洗面台が届きますように!

願わくばそれが「無垢の木の洗面台」であれば、とてもとても嬉しいです。

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