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スタッフ日誌

春の訪れ

2022-04-01
ベルキッチンスタッフOです。
 
寒い日々からようやく抜け出せそうな時期になってきました。
 
三月に入っても雪が降り、春が待ち遠しい毎日でしたが、
ここ数日は気温も上昇し、桃の花が咲き、桜も蕾が膨らみ
うぐいすが「ケキョ」「ホヶキョ」と鳴きはじめました。
(まだ練習中なのか「ホーホケキョ」とは鳴いてないのです)
 
みなさんはどのようなことで春を感じますか?
田舎暮らしの私は、五感で思いっきり春を感じる事ができます。
 
春一番の味覚の一つの「からすみ」。
 
皆さんは和菓子のからすみ、ご存知でしょうか。
ベルキッチンのある、瑞浪市は東濃地区と呼ばれる地域。
「からすみ」と言う伝統的な桃の節句のお雛菓子があります。
米粉に砂糖や黒糖、よもぎ、くるみなどを練りこんで蒸したお菓子です。
※からすみといっても海産物の珍味として知られるボラの卵巣の塩漬けではありません。
 
からすみの語源は諸説あるようで、
・「珍味からすみ」が、縁起物である事から形を似せて作った説
・中国で作られている墨に形が似ている事から唐墨(からすみ)と呼ばれている説
などがあると、以前にからすみを購入した際のしおりに説明がありました。
 
からすみの触感は、優しい甘みと、少し硬めのもっちりした弾力。
特に、このもっちりさが特徴です。
切ったからすみを軽く炙れば、柔らかく香ばしい味わいが楽しめます。
春らしく桜色にしたり、黒砂糖、よもぎ、くるみやレーズンを混ぜ込むなど、
味のバリエーションも豊富。
形は、「子どもが日本一幸せになるように」と願いをこめた富士山の形です。
(今回は、富士山の形にする事を忘れてしまいました)
 
地元の小売店で和菓子のからすみを入手することは簡単です。
様々な味のからすみを食べ比べてみるのも楽しいですよ。
今年は、作り方を伝授いただく機会があり
始めてからすみ作りを体験。
 
材料はシンプルです。
米粉・砂糖・塩・水です。
後は、お好みで黒糖、よもぎ、くるみなど。
子供達も参加し、からすみの形も様々でした。

お昼は、パステルカラーの、チラシ寿司
シジミのお吸い物
菜の花の胡麻和え
甘~いイチゴ
と、春を満喫。
季節の移ろいを身近に感じられる田舎暮らし。
桃の節句など、それぞれの季節に合った別々の美しさや飾り付け。
四季折々の恵みに感謝し、改めて大切さを感じた一日でした。
後日、美味しさが忘れられず、味も少し冒険して作って見ました。
上から、抹茶・くるみ・レーズン・純ココア
富士山の形に苦戦しましたが、楽しく作る事ができました。
是非、来年も挑戦したいと思います。
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