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スタッフ日誌

せともの祭と、瀬戸焼の橋

2023-10-27
こんにちは、ウッドワン商品企画室のHです。
去る9月9日~10日に、私の故郷・愛知県瀬戸市で最大のイベント「せともの祭」が開催されました。
今は地元を離れた身ではありますが、地元応援の気持ちも込めて家族と行ってきました。
 
せともの祭では、名鉄・尾張瀬戸駅周辺の瀬戸川沿いを中心に、国内最大規模の約200の陶器の廉売市が並びます。子供の頃は廉売市にはカケラも興味がなく、メイン会場の人混みをすり抜けた先にある屋台の並ぶエリアに一目散に向かい、買い食いやらゲームやらをして友達と楽しんでいた記憶があります。
これが大人になってみると真逆となり、掘り出し物の陶器や巡り会わせがないものかと、ひたすら廉売市を無我夢中で歩き回っているのですから不思議なものです。特に近年は卸商や窯元さんだけでなく、新進気鋭の作家さんたちの出店や企画展も増えてきて、更に楽しめるようになりました。夫婦で応援している作家さんの出店を探したり、陶芸作家になった同級生の工房開放を訪ねたり。
 
以前は9月の第3土日で開催されていたせともの祭は、必ず開催日のどちらかが雨天でした。「瀬戸焼の祖である加藤民吉さんの奥さんが泣いている雨だよ」という言い伝えを幼い頃から聞いて育ったのですが、何年か前から開催日を9月の第2土日に移動したら、あっさり両日とも好天に恵まれるようになったようです笑。
そしてせともの祭に限らず、瀬戸市を訪れる人に気づいてもらえたら嬉しいのが、瀬戸川に架かる橋の欄干です。
市内には欄干に陶器を使って作られている橋が、いくつかあるんです。上の2つの写真もそうですね。
 
思い出せば中学生の頃、名古屋市出身の同級生から「瀬戸って道路が陶器でできているんでしょ?すごいね!」と言われたことがありました。
残念ながら道路ではなく、橋の欄干です。道路を陶器にすると雨の日とかかなり危ないと思います^^;
それでも一つ一つデザインの異なる欄干は、辿るだけでも面白く感じていただけるのではないかと思います。
 
今回のせともの祭では、2合炊きの土鍋と小皿を買いました。
中部地方には多治見や常滑など、焼き物の一大産地と販売店舗が多くありますが、せともの祭もかなり大規模でお勧めです。
瀬戸焼以外にも、美濃焼、常滑焼、萬古焼をはじめとした各地の陶器屋さんが廉売市に並んでいます。
周辺道路は廉売市のために歩行者天国になっていたりしますので、お車でお越しの際は駐車場情報にお気をつけください(臨時駐車場が各地に作られますので、電車じゃないと大変、とかではありません◎)。
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