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スタッフ日誌

木材のあれこれ ~~ パート6 ~~

2023-12-22
こんにちは、ベルキッチン統括生産管理課Eです。
 
今回は、ベルキッチンで使われている木材のパイン材をご紹介します。
 
パイン材は、世界中に広く分布するマツ科マツ属の針葉樹です。成長する大きさは様々で、小さなもので10メートル、大きなものでは40メートルを超えるものもありますが、通常は20~30メートル程度のものが多いようです。
弊社で扱っているパイン材は、ニュージーランド産のものです。ニュージーランドでは、30年のサイクルで植林、育林、伐採が行われ、安定して良質な材料を確保しています。このパイン材の特徴として、木材の中心付近は淡い褐色もしくは褐色であり、外側にいくほど黄白色になっています。
パイン材は、「木目が均一」「乾燥が早い」「狂いが少ない」「加工しやすい」という特性から、DIYの材料として人気があります。その全体的なやさしい印象は、カントリー家具の特徴であるなだらかな曲線と温かみのあるデザインのダイニングテーブルや食器棚にぴったりです。
また、パイン材は固すぎず適度なしなやかさを持っているため、フローリングなどに使用することで衝撃を吸収してくれます。しかし、この適度な柔軟性やしなやかさは、メリットだけでなくデメリットとしても考えられます。柔らかい素材ゆえに傷がつきやすいこともありますので、家具を移動する際や使用する際には、丁寧に取り扱うことが長持ちさせる秘訣です。
さらに、時間の経過とともにパイン材の材色は明るくまろやかな茶色へと変化し、落ち着いた雰囲気と奥行きを感じることができます。使い込むほどに味わいが増していくのも、パイン材の大きな特徴と言えるでしょう。
まとめると、パイン材の特徴は以下の通りです。
  1. 固すぎず適度なしなやかさ
  2. 木目が均一
  3. 加工性や接着性に優れている
  4. 経年変化による味わい
弊社では、このようなパイン材特有の木目を生かしてキッチンを制作しています。それぞれの樹材には個性があり、お部屋の雰囲気や用途に合わせて選ぶことが大切です。ぜひ、自分にぴったりの樹材を見つけてみてください。
みなさんは、どの樹がお好きでしょうか?
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