こんにちは、ベルキッチン製造課のGです。  

 

先月、ずっと行きたいと思っていた大阪梅田のお店へ行くことが出来ました。 

女優の江口のりこさんが主演されたドラマでも舞台になり、大阪の友人から「ぜひ、行って。絶対行って。」と勧められた、 お好み焼き、焼きそば、甘味処「美舟」

まるで、そこだけが昭和の佇まい。 

心なしかお店も傾いているような、いないような・・・ 

１９４８年から２０２４年までの７６年間に、周囲にあった飲食店たちは出来ては潰れを繰り返し、いったい何回転したか分かりませんが、美舟はその生存競争にも「味」という最大の武器で生き残ってきたのでしょう。 

そして店の入り口には張り紙が。 

「キャリーケース持ち込みお断り」 

「幼児、ベビーカーお断りします」 

「大きな荷物、大量の荷物お断り」 

「居酒屋ではありません。長居お断り」 

若干の緊張とともに待つこと一時間で入店出来ました。 

店内はすべてが古くすべてがスモールサイズで、７６年前の成人はそんなに小さかったのだろうかと思いつつ、そろりそろりと席に着きました。 

まるで、星野哲郎とメーテルが座る銀河鉄道９９９のような直角のベンチと、やはり少し傾いた鉄板で食べるお好み焼きと自家製ソースのおいしさと言ったら！さらに、すき焼きのようにといだ卵に付けて食べる太麺焼きそばのおいしさも素晴らしい！

ここにしかない場所、ここでしか味わえないもの、ここにしかいない職人。

そういうものにはやはり人が集まるのでしょうか。 何年たっても良いものは良い、そんなモノ作りが出来たら最高だろうと思いました。