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スタッフ日誌

赤沢自然休養林

2021-11-19
こんにちは、ベルキッチンの工場長です。
 
この度、研修の一環としてベルキッチンメンバー総勢8名で会社から車でおよそ2時間の所にある長野県の赤沢自然休養林へ行ってきました。
 
目的はもちろん運動不足解消??ではなく、木材を扱う会社として、山林を歩くことで立木の圧倒的な存在感、生命力を感じとり原点回帰をすることで生産活動や商品開発に活かそうという狙いです。
 
赤沢自然休養林は樹齢300年以上の天然木曽ヒノキや木曽5木が林立している日本3大美林の一つです。
この森林は国有林にあたり、国の林政で伐採を免れてきた地域で、江戸時代には尾張藩の保護政策、明治時代には御料林と伊勢神宮の造営用備林に、戦後から現在は国有林に指定されてり、国内第一期の自然休養林として1970年に開園し、毎年開園期間は4月末のGWから11月上旬までとなっております。
散策コースも多数あり体力に合わせて歩くことが出来ます。
 
普段、瑞浪周辺にもヒノキは良く見かけますが、直径1mを超える立木は近くで見ることはなく、見上げると枝の隙間から日の光が入り込み、神々しく映りました。
また伊勢神宮の20年に一度「式年遷宮」を執り行う際に、神殿を建替え御神体を移します。御神体を収めるための器をとなる木材が「御神木」と呼ばれ内宮・外宮の2本をここの木曽ヒノキから収められたと聞き、より一層神妙な気持ちとなりました。
駒鳥コース
普段からウォーキングをしているので歩くことには自信がありましたが、やはり林道は全く違い、足場の悪さに加えてアップダウンとまさに筋トレでした(笑)
 
今回は残念ながら長雨の影響で葉が落ちてしまい、見事な紅葉は見ることは出来ませんでしたが、来シーズンにはコロナ感染も終息していることを祈りつつ、マスクなしで思う存分に森林浴や紅葉を楽しんでみたいと思います。
是非皆さんも次のシーズンには赤沢自然休養林を訪問してみてください。
入園無料です。
木曽ヒノキの大樹
サワラ
※木曽5木(赤沢自然休養林内の表示より引用)
①アスナロ(明日檜)ヒノキ科 アスナロ属:別名ヒバ。樹高は30~40m。日陰に強く、良く成長します。
木材は水に強く、船の材料などに使われます。名前の由来は「明日はヒノキになろう」という意味です。
②ヒノキ(檜)ヒノキ科 ヒノキ属:樹高は20~30m。木曽のヒノキは日本のヒノキの中でも優秀なものの一つとされています。材は密で香と光沢があり、とても硬く、腐朽にもよく耐えます。
③コウヤマキ(高野槇)コウヤマキ科 コウヤマキ属:樹高は30~40m。和歌山県の高野山によく見られるのが名前の由来。一属一種で、日本特産の樹木です。木材は水に強く、船、桶などに使われます。
④サワラ(椹)ヒノキ科 ヒノキ属:樹高30~40m。日陰に強く、沢地などでも、幹を直立させ、よく育ちます。水気に強いので、家具や建具のほか、桶の材料になります。
⑤ネズコ(鼠子)ヒノキ科 ネズコ属:樹高は20~30m。富山県の黒部渓谷に多いことから、「クロベ」という別名もあります。木材には独特の香りがあり、黒褐色の光沢があります。用途は建具や下駄など。
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